ハードディスクの換装をしようと思ってたんだけど、しないままにVine LinuxをTP560にインストールしてみた。日経Linux2月号の付録CD-ROMを使った。
まずはインストールガイドの説明通り、ブートイメージが入ったフロッピーを作る。外付けCD-ROMドライブに付録CD-ROMをセットして、「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行」からD:\Dosutil\Rawrite.exeを実行。ここでブートイメージを選ぶのだが、日経Linuxに書いてあったとおり“boot.img”を選択。こいつでブートすれば、インストールがはじまるのか…… と思ってみたけど、PCカードで接続したCD-ROMを認識しない。「CD-ROMのインターフェースカードが対応してなかったのかな」と思ったのだが、家にあった雑誌を読み返してみたらPCカード接続のCD-ROMを使う場合には“pcmcia.img”というイメージファイルを使う
なんてことが書かれているじゃないですか。日経Linuxは、ノートPCにはインストールしない方がいい
みたいなことが書かれているだけ。ちっ、やられたぜ。
気を取り直して、再度Vineのインストールに挑戦する。今度はちゃんとRawrite.exeでpcmcia.imgを選択。ちゃんとインストールの画面になった(メモリが少ないために、非常にのんびりとした動作だが)。
パッケージの選択というところでは何も考えずにGNOMEワークステーションを選択したが、インストール中に「ハードディスクの容量が足りません」といわれる。最初に言ってくれよ。仕方なくカスタムインストールへ。GNOME環境を選択しないで、
Note PC Tools X Window System Emacs Mail/WWW/News Tools Dialup Workstation(for PPP) Networked Workstation(for LAN) Extra Documentation
を選択した。容量486MB。これなら余裕でしょ。なんだかモニタの設定とかいろいろ聞かれるが、テキトーにOKをしておいた。
んで、再起動。立ち上がることは立ち上がるのだが、まあ、重いこと重いこと。Windows操作の癖でついついAlt+F4を押してしまい、ワークスペース4を作成してしまう。さらにはモニタの設定に失敗したらしく、液晶がずうっとチラチラする。まあ、あれだけテキトーに設定して、うまくいくはずがない。設定を変更しようと思ったが、どうすればいいのかよくわからない。わからないから再インストールしちゃえとばかりに、とりあえず右クリックから終了を選択したが、なぜか再ログインのダイアログが出るので、仕方なく電源オフ。ひでぇ。
再度セットアップするが、そもそもビデオチップを間違って検出している。TP560はTrident Cyber 9382を使ってるのに、Trident TGUI9660とかと勘違いしている。のだと思う、多分。前回同様「モニタセットアップ」で考え込む。そもそもノートパソコンだぞ、モニタの設定ってなんだ?Generic LCD(よくある液晶パネルってくらいの意味だろ?)に設定してみる。やはり失敗。懲りずにもう一回。最初のビデオチップ検出を間違えてるんだから、それを直してあげればいいのか。エキスパートモードでセットアップを試してみても、やっぱりTrident TGUI9660と検出。どうなってやがるんだ。まあ、いい。とにかく立ち上げて、ThinkPad560 で Linuxを参考にしながらXF86Configを書き直すことにしよう。泣けてくる。VineはNotePCでもインストールが楽って話を聞いたのだが、TP560に関してはそうでもないらしい。トホホ。
結局、/etc/X11/XF86Config を http://www.threeweb.ad.jp/~islet/XF86Config_3.3_tp560 を参考にしながら Emacsで書き換えた。ああ、使い方知ってて良かった。Viでも良かったんだろうが(むしろそっちでやるべきか)、Emacsのほうがxyzzyのおかげで使いやすかったし。画面のギザギザしたのは取れたが、色がちゃんと出ないで荒れているまま。メモリが足りないのかなぁ。んで、Window Makerをやめて、Fvwmにしてみた。キレイ。ワークスペース(仮想デスクトップってやつね)はできないようだけど、いい感じ。02.08現在、インストールしたてのコンソールで日本語が使えるのを確認したのはVineだけ。日本語に強いディストリビューションというのは伊達じゃないな。
その他の今日覚えたことLinux Magazine 2001.3月号を(発売日に!)買ってきて、付録のOmoikane GNU/Linux 1.1 WorkStationを入れようとした。CD-ROMに入っているRawrite2をWindowsから立ち上げ、boot.imgとextra.imgをそれぞれフロッピーに展開する。ノートPCやネットワーク上でのインストールにはextra.imgの入ったフロッピーが必要なのだ。
Vineとはなんだか勝手が違うが、ともかくふたつのフロッピーを用意して、さてインストールと思ったが、どうやらCD-ROMドライブを認識しない。う〜ん。どうしたものか。使っているPioneer PCP-PR24Aつうものが悪いのだろうか。Vineの時はインストールまではちゃんと認識したんだが(でも、Vineが立ち上がってからは認識しなかったけどね。俺の設定が悪いんだろうけど)。
インストールできないんじゃしょうがない。なにか他のインストール策を練るとしよう。今、俺の中ではPCカードHDDからのブート→インストールってのが第一候補。